岡山市立中央中学校F組×岩本象一さん
中学校の音楽室でガムランの演奏を一緒に行い、最終的にCDを作るという内容で進めました。
12月下旬にCDに焼き、3学期には生徒さんがジャケットを手作りし、世界に1枚しかないCDが出来る予定です。
★10月18日
岩本さんによる、インドネシア語講座。
インドネシア語で自己紹介してみました。
nama saya...... わたしの名前は、、、です
Terima kasih ありがとう
Mari じゃあね またね
インドネシアの多様な文化について、写真でジャワの風景をみながら話しました。
ジャワのゆるーい感じを写真で見てもらいました。
ジャワ人のこころのゆとり、内面的な豊かさ、相互扶助精神の強さを中心にお話。
最後は楽器にふれる時間。
次回から、演奏です~
★10/21 第二回目
1、楽器紹介、楽器の名前、叩き方など
2、伝統曲をやってみる
suwe ora jamu というジャワの遊び歌
●F組の生徒と音楽を行う上で、寺尾先生から頂いたアドバイス
一番始めに”授業全体の流れ”を説明してから始めた方が生徒は安心するとのこと。
例えば曲を何回繰り返してから終わるのかということなど。楽譜より黒板もしくは模造紙に大きく書いた楽譜で指示する方が良い。(楽譜だと手元ばかりみてしまう)
まず声に出して曲のメロディーをなぞってから楽器に移行する方が良い。
彼らは視覚から得た情報を理解するのがとても早い。
これは、一般的に誰にでも当てはまることですね~。
★10/28 第三回目
1、今回の主題は自由。
楽器の新しい奏法や音探し。それらの成果を各自発表してもらう。
2、各自発見した音や奏法を生かし即興で合奏。
まず、岩本さんがシンプルなテンポを提示、そして一番目に音を出す人を指名。順々に音を重ねて、左手を挙げる(終わりの合図)まで続けました。
次に、指揮を生徒さん(UくんとIくん)にやってもらいました。
Uくんは独自の合図(野球の審判のセーフみたいな合図)で演奏を終わらせていました。これが、盛り上がるのです!!
★11/4 第4回目
ジャワの森をイメージしてみようということで森できこえてきそうな音を個々の楽器で表現してもらいました。それぞれ、詩的な表現で音を出す子もいたり、ちょっと戸惑った様子の子もいました。
あとスライドホイッスルを各自に配り鳥の鳴き声を作ってもらいました。
イメージに音をつける続き。
前回生徒さんが出してくれた森のイメージを岩本さんが選んでA4サイズのカードにしてきました。鳥、象、雷、静、?の五つ。
指揮者がかわるがわるカードを出して音をかえて遊ぶというもの。
各場面の音の出し方などを練習しました。
例えば象カードの時は指揮者が地に足をつけたと同時に好きな音を一発ならす、鳥カードのときは一部の人はスライドホイッスルを使用する、指揮者の左手(音の大きさを表す)をよくみる、などなど。
色々ルールを加えましたが間違っても大丈夫。面白さが皆に伝わってきました!
ちょっとこの日、田野が録音してみました!
「録音ありがとうございました!テンポ早めの2回目、かなりいいですね〜すごいポリリズムです。音のうねりにびっくり!」(岩本さん)
収録が楽しみ!!!
★11/15 第6回目
イメージに音をつける(前回の続き)
「前回に引き続きカードや指揮者の動きに合わせて音遊びをしました。今回は生徒たちにカードをかえる役、指揮者両方やってもらいました。僕が指揮をやるより彼らの指揮の方が断然面白くいいパフォーマンスでした。(くやしー)大体の道筋を作ってあげればそこから彼らは自由に発展させていくんだなあと思いました。すごい!一緒に演奏にしていて楽しかったです。」(岩本さん)
★11/29 第7回目
レコーディング
カード(お題)と指揮者の動きに合わせて音遊びの録音。指揮は二人一組にして、組み合わせと順番を決め、飽きたら順番交代。一応本番なので私語はできればなしで、という注意事項を加えて録音をはじめました。
「録音のスイッチ押すよー」と言うと、瞬時にみんなシーンとなり、「えっ?みんな、めっちゃまじめやん!」と、つっこんだ岩本さん!!!
神妙な顔つきで周りをしっかり見渡しながらカードをかえる役をしていた、Uくん!!!
カードの人と指揮者のやりとりが面白く、妙な駆け引きがいいパフォーマンスになっていました。
Hくん(最後の指揮者)は最後にふさわしい指揮っぷりを披露。
気づくと20分の大曲になっていました。音楽の寺尾先生も「こんなにまとまるとは!!!」と驚いていました。
岩本象一さんならではの、ジャワの風を感じる生徒さんとの関わりが、本当に心地よかったワークショップでした。
1月に、中学校の美術の授業で出来上がってくる、CDジャケットが本当に楽しみです~!!!
●岩本象一さん談
僕自身も楽しく作品に参加させてもらいました。
今回はインスト作品になりましたが声や歌パートも試してみたかったなあというのが少し心残りです。
★★★岩本 象一(いわもと しょういち)
1981年4月30日生まれ 神戸出身
様々なグループやユニットで即興を主軸にドラムや打楽器、ガムランなどを演奏している岡山在住の音楽家。 神戸ジャワガムラングループ ふいご日和楽団代表。
2005年 大阪のジャワガムラングループ マルガサリに在籍
碧の森~もうひとつのガムラン~ 作曲家ヴィンセント•マクダモット氏を迎えてに参加。
明治安田生命社会貢献プログラム「エイブルアート•オンステージ」参加事業 ガムラン公演「さあトーマス」に参加。
2005年-2008年 インドネシア政府奨学生としてインドネシア国立芸術大学ジョグジャカルタ校(ISI Yogyakarta)に留学し伝統音楽や伝統舞踊を学ぶ。
大学以外にも王宮や村、ホテル、国営ラジオ放送局などで演奏する。
トニープラボウ(作曲家)、マイケルアスモロ(作曲家)、ヤノシュ・ネメス(サ
ックス奏者)、マルティヌス・ミロト(舞踊家)、鈴木一琥(舞踏家)など国内外問わず様々なジャンルのアーティストと共演。
帰国後岡山でジャワガムラン教室を開く一方、様々な教育機関でワークショップや公演を行っている。現在 ガムランネットジャパンウエストに在籍し、浜松楽器博物館 ジャワガムランの世界~古典から現代まで~、影絵幻想・ジャワのワヤン・クリ公演 に参加。
又、神戸ジーベックホール ワヤン•クリ ~生命の水はどこにあるか~公演にも参加する。