2010/09/28

白石島文化祭〜本番レポートno.1〜

9つのイベントと、2組のアーティストによる滞在制作の発表を行う白石島文化祭が無事終了しました。
今回は、笠岡市白石公民館との共同企画とし、外からくるNPOやアーティストと、島の日常がうまくリンクするような内容を模索しながら、関わるみんなで作り上げて行ったという、ハート・アート・おかやまのメンバーにとっても貴重かつ実験的な企画となりました。
ひとまずレポートno.1では、2組のアーティストの作品を紹介します。
まずは、ウロツテノヤ子バヤンガンズ。(1人、ウッキーが写ってないですが、4人組のユニットです。)
5月にワークショップを行い、8月の夏合宿にも参加し、文化祭前に10日間滞在しながら白石島小学校の子ども達14名と一緒に白石島ならではの影絵や、竹を使った楽器や道具づくりなどを行いました。


とにかく、島の子ども達がメンバーと仲良く、週末や学校帰りを利用した制作時間は、公民館がいつも子ども達のパワーで溢れかえっていました。
影絵は、9/25日(土)14:00〜15:00が本番でした。島オリジナルの影絵ということもあり、出演する子ども達の親だけでなく、島の人達が本当に楽しみにしているという言葉をよく聞いていました。
公民館は満員御礼の超満員。島外からも、影絵を見に来るお客んも大勢来てくれました。
小谷野さんによるバリ舞踊からお話はスタート。
話のストーリーは、これまでバヤンバンズのメンバーが、滞在中に島の人達から聞いた昔の話や、風待ち潮待ちで文化が伝わって来たこの島の特性を活かし、“船”をキーワードにいろいろな時代のお話が繋がって行くかたちになっていました。
↑島にある開龍寺や、白石踊りなども、物語に出て来ます。
今回参加した子ども達。影絵の道具作りから、ストーリーのアイデア、出演や楽器演奏までそれぞれが頑張ってくれました。中には、趣味が影絵になった女の子まで…
本番終了後は、それぞれの感想を聞きました。子どもたちだけではなく、観客の感想も。昭和30年代頃まで、自分たちが役者になって芝居をしていたという白石島。そうした芝居を作っていた方も来られていて、子どもたちの発表を喜んでくれていました。

一方、HAOというハート・アート・おかやまのメンバー+公民館長の天野さんによるユニットの作品です。
今回は、「木を切る話」という作品を制作しました。きっかけは、「昔の白い石が見える白石島をもう一度見てみたい。」というおばぁちゃんの一言です。

ガスがまだ通っていない頃の島には、現在より2000人多い2600人の人が島で暮らしており、島の木を切って燃料とし生活していました。
もちろん、島の木をすべて切ってしまう事は出来ないのですが、ひとつの岩が少し見える程度木を切ってみるとどうなるだろう?と、皇国岩という港からよく見える岩周辺の木を約5日間に渡り、遊歩道の整備と枯れた松を切りました。
そして、切った木を燃料とし、「足湯」を行う事に。足湯は、文化祭会期中、1時間〜1時間30分程、ふみねえの畑の真ん中で行いました。
ふみ姉の畑は、静かで、風がふいて、本当にのどかな場所。外から来たお客さんと、畑帰りの島のお婆ちゃんや、学校帰りの子ども達とが集う憩いの場となりました。



どちらの作品も、白石島文化祭という島ならではの、そして、島の空気や時間に触れてみないと体感出来ない作品でした。


次回、no.2のレポートでは、トークイベントやBar、地引網の様子などをお伝えします。
尚、今回の白石島文化祭は、次号HAOプレス07にて特集しますのでお楽しみに!

レポート:湯月