2010/09/29

白石島文化祭~本番レポートno.2~

レポートno.2では、イベントの紹介をしていきます。
まずは古い写真や8mmを見るイベント。9/24日14:30-15:30に行われた、「白石島の記録と記憶~ひとむかし前の風景と今の私~」の様子です。

家が取り壊される時に、古い写真が出てくると必ず取りに行き、デジタル化している公民館長の天野さん。
今回は、公民館が所有している古い写真と、かつて白石島にも造船所があり、その新造船おひろめの8mmフィルムを見ることになりました。場所は、開龍寺を使わせて頂きました。

たった一枚の写真でも、当時のことを良く知る人たちが集まると、30分くらいは続くのだからスゴイ。
天野さんも、「この企画は、何度かやりたいですね。」と、次回の構想を練っていました。

ハート・アート・おかやまと白石島は、3年前(2008年)のアートキャンプをきっかけに交流が始まりました。その時から、毎年かかさず行っているのが地曳網。
ハート・アートの活動にとって、『食』は大きなキーワードです。目の前の海で獲れた魚を、自分たちで捌いて食べる体験は、何度経験しても良いものです。
最初、網を引く人数が少なく、漁協のおじさんから、「これじゃ、網は引けんから、とにかく島におる人集めてこい!」と言われ、ここでも公民館長の天野さん登場。原付バイクで島を走りながら、助っ人を沢山呼んで来てくれました…。
捕れた魚は漁師の方が丁寧に説明してくれました。写真左の大きな魚はチヌ(黒鯛)。この日は大漁だったとのこと。
捕るだけでは終わりません。捕った魚は自分たちで捌いて、BBQ。獲れたての刺身は別格ですよ!

『食』にまつわるイベントはあと2つ。
影絵の本番後に公民館前で行われた「Barしらいし」。ここでは、白石島で自生する〝いちじく〟を使った料理やお酒が楽しめるようになっています。

なんと今回は、隠岐の島からあわびも到着し、白石島いちじくと隠岐の島のあわびを使った料理まで登場。

Barしらいしでは、島の人と、外から来たお客さんとでトークをする「シマポジウム」を開催。夕暮れ前の公民館。最高のロケーションです。現在白石島では、実生する〝くわの葉〟を使ったお茶を作っています。そうした、今、動き始めていることについても、お話して頂きました。
文化祭最後に行われたのは、「もちつき」。
何故もちつきかと言うと、文化祭準備中に、「白石踊り」で有名な白石島には、踊りのくどき以外にも多くの「唄」があることを知りました。
その中に、もちつきの時に唄う「もちつき唄」もあり、文化祭の最後を締めくくるイベントとして、もちつきと唄を一緒に体験してみようという事になったからです。
文化祭のお客さん、たまたま観光に来ていた外国人、参加アーティストから島の人や子どもまで、順番にもちつきを体験。

(↑もちつき唄を披露してくれた哲夫さん。ありがとうございました!)
島に滞在していろいろなお話を聞いていると、「昔話」や「食」、「唄や芝居」など、白石島にまつわるキーワードは沢山出てきます。それは、島の人たちにとって宝物であると同時に、外からやってくる人にとって、とても魅力的なものだと感じた。

様々な世代や文化が入り混じる、本来「潮待ち、風待ち」として栄えた白石島ならではの文化祭が終了しました。
皆さまのご協力ありがとうございました!

尚、今回の白石島文化祭は、次号HAOプレス07にて特集しますのでお楽しみに!

レポート:湯月

2010/09/28

白石島文化祭〜本番レポートno.1〜

9つのイベントと、2組のアーティストによる滞在制作の発表を行う白石島文化祭が無事終了しました。
今回は、笠岡市白石公民館との共同企画とし、外からくるNPOやアーティストと、島の日常がうまくリンクするような内容を模索しながら、関わるみんなで作り上げて行ったという、ハート・アート・おかやまのメンバーにとっても貴重かつ実験的な企画となりました。
ひとまずレポートno.1では、2組のアーティストの作品を紹介します。
まずは、ウロツテノヤ子バヤンガンズ。(1人、ウッキーが写ってないですが、4人組のユニットです。)
5月にワークショップを行い、8月の夏合宿にも参加し、文化祭前に10日間滞在しながら白石島小学校の子ども達14名と一緒に白石島ならではの影絵や、竹を使った楽器や道具づくりなどを行いました。


とにかく、島の子ども達がメンバーと仲良く、週末や学校帰りを利用した制作時間は、公民館がいつも子ども達のパワーで溢れかえっていました。
影絵は、9/25日(土)14:00〜15:00が本番でした。島オリジナルの影絵ということもあり、出演する子ども達の親だけでなく、島の人達が本当に楽しみにしているという言葉をよく聞いていました。
公民館は満員御礼の超満員。島外からも、影絵を見に来るお客んも大勢来てくれました。
小谷野さんによるバリ舞踊からお話はスタート。
話のストーリーは、これまでバヤンバンズのメンバーが、滞在中に島の人達から聞いた昔の話や、風待ち潮待ちで文化が伝わって来たこの島の特性を活かし、“船”をキーワードにいろいろな時代のお話が繋がって行くかたちになっていました。
↑島にある開龍寺や、白石踊りなども、物語に出て来ます。
今回参加した子ども達。影絵の道具作りから、ストーリーのアイデア、出演や楽器演奏までそれぞれが頑張ってくれました。中には、趣味が影絵になった女の子まで…
本番終了後は、それぞれの感想を聞きました。子どもたちだけではなく、観客の感想も。昭和30年代頃まで、自分たちが役者になって芝居をしていたという白石島。そうした芝居を作っていた方も来られていて、子どもたちの発表を喜んでくれていました。

一方、HAOというハート・アート・おかやまのメンバー+公民館長の天野さんによるユニットの作品です。
今回は、「木を切る話」という作品を制作しました。きっかけは、「昔の白い石が見える白石島をもう一度見てみたい。」というおばぁちゃんの一言です。

ガスがまだ通っていない頃の島には、現在より2000人多い2600人の人が島で暮らしており、島の木を切って燃料とし生活していました。
もちろん、島の木をすべて切ってしまう事は出来ないのですが、ひとつの岩が少し見える程度木を切ってみるとどうなるだろう?と、皇国岩という港からよく見える岩周辺の木を約5日間に渡り、遊歩道の整備と枯れた松を切りました。
そして、切った木を燃料とし、「足湯」を行う事に。足湯は、文化祭会期中、1時間〜1時間30分程、ふみねえの畑の真ん中で行いました。
ふみ姉の畑は、静かで、風がふいて、本当にのどかな場所。外から来たお客さんと、畑帰りの島のお婆ちゃんや、学校帰りの子ども達とが集う憩いの場となりました。



どちらの作品も、白石島文化祭という島ならではの、そして、島の空気や時間に触れてみないと体感出来ない作品でした。


次回、no.2のレポートでは、トークイベントやBar、地引網の様子などをお伝えします。
尚、今回の白石島文化祭は、次号HAOプレス07にて特集しますのでお楽しみに!

レポート:湯月

2010/09/19

白石島文化祭〜準備期間/追い込み編⑦

白石島文化祭開催まで5日となりました。
25日(土)に本番を迎えるウロツテノヤ子バヤンバンズのメンバーも17日に島入りし、影絵のストーリや道具作りをはじめました。子どもたちも楽しみにしていて、たくさん集まってくれます。
今回は、白石島のオリジナル影絵を作るということで、子どもたちも気合いが入っています!?
いっぽう「木を切る話」HAOチームも14日から島入りし、木を切り始めています。島の方たちが働き始めるのはすずしい早朝と夕方。HAOチームもすっかり島時間で、朝6:30には木を切り始めています。
「切ったきをどうするんね?」と、よく聞かれていましたが、木の使い道も決まりました。
体験型の作品になるので、みなさん是非島に来て下さい!

レポート:湯月

2010/09/13

島の文化祭~準備期間/追い込み編⑥

9月12日(日)
白石島大運動会に行ってきました。幼稚園は4人。小学校19人。中学7人が合同で行う運動会。
さらには、学校だけでなく保護者やPTAはじめ、敬老クラブや消防団などが出る種目もあり、とにかく島の人たちがみんなが参加する、まさに島の「大」運動会でした。

そんな島の人たちが集まるのならと、「飲み物コーナー兼、白石文化祭宣伝ブース」を作らせて頂き、応援、競技への参加と一緒に、文化祭の話などもしてきました。
子どもたちの演技や頑張る姿にも感動したり、お昼に振る舞われる巻寿司を堪能したりと充実した一日を過ごすことになりました。
そして、運動会の最後を締めくくるのは「白石踊り」です。
白石島文化祭まで後10日。少しずつ島の人たちへの知名度も高くなっていると実感しています。
レポート:湯月

2010/09/06

島の文化祭~準備期間/追い込み編⑤

9月3日~5日

白石島文化祭当日まで1ヶ月きりました。

高松アートリンクプロジェクトも無事に終わり、いよいよ白石島文化祭準備の追い込みに入ります。

全体としての準備ももちろんですが、今回は〝HAO〟というユニットで作品も制作するということになっており、準備しなくてはいけないものも沢山あります。
ちなみに、ハートアートがユニットで作品を制作するのは、昨年の外浜まつりで作成した「スリーミーバーガー」以来、2度目。

今回は、メンバーに白石公民館の天野さんを加え、田野+湯月+丹正+天野という4人組での制作になります。早速展示場所にもなる〝ふみ姉の畑〟の草刈りを行いました。


草刈りがひと段落すると、桑の葉作業のお手伝い。
夕方は、島に自生するいちじくを使った料理を作りました。
作りましたと言っても、写真のように生ハムとドレッシングをかけただけ。

でも、これが美味しいのです。ビールも良いが、ワインかシャンパンに合いそうな一品に。

白石文化祭では、〝Barしらいし〟という企画もあります。もちろん、この
生ハムいちじくも、メニューとして採用!

ひとまず2泊3日の準備を終え、次は12日の運動会を見に行くことになりました。

影絵チームのウロツテノヤ子バヤンガンズは、17日から島入りし、制作していくとのこと。
文化祭に向け、段々盛り上がっていきそうです。

レポート:湯月