2010/02/07

《子どもとアーティスト》 タノタイガさん 最終日

2010年2月5日(金)最終日

いつきの森の代表が決まる運命の日がやってきました。ソリレース開始は午後1時30分です。午前中、子供たちは授業があり妖精さんはコースの最終チェックをしにスキー場へと向かいました。
スキー場に着くと、昨日約束してくれていた通りスキー場の方(生徒のお父さん)が除雪車で雪を運んでくれていました。
「おはよう!妖精さん。雪の量はこんな感じでいいかな?OKだったら後は慣らしとくよ。」
校長先生と教頭先生も、今回のレース用に妖精さんには内緒で看板を作ってくれていました。いつきの森ソリレース開催に向けて、周囲の大人たちもどんどん盛り上がってきています。トーナメント表も完成しました。子供たちはそれぞれ、風、森、氷、空、水、星とテーマを決め、その妖精となり本日のレースに出場します。
レースはトーナメントで行い、第1、2試合の勝者はそのまま決勝へ、3試合目に敗者復活戦をおこない、勝った1チームを加えた3チームで決勝戦を行いますコースが完成すると、一先ず学校へ帰り給食タイムです。妖精さんが、「ごちそうさまでした。」と言うとまだ食べ終わってない子供たちも悲鳴を上げながら自分の歯ブラシを守りに給食室を飛び出します。先生方も笑って見ている和やかな給食時間も、今日で最後となると少し寂しくなってきます…
給食後はすぐにバスでスキー場まで移動します。カゴに妖精の衣装を抱え、選手たちがやってきました。
地元ケーブルテレビの取材もやってきました。
「今のお気持ちは?」「上齋原に滞在してどうですか?」などなど。ちなみに、カメラマンの女性も生徒のお母さんなのです。
妖精の衣装にも着替え終わり、いよいよソリレース大会スタートです。妖精タノタイガさんの司会っぷりも素敵です。では、子どもたちの激戦の様子と共に、コース紹介もしていきます。
スタート直前、子供たちの表情から緊張が伝わってきます。
一人がソリに乗り、二人が引くと押す係りになります。レースは一周約100メートルのコースを2週、一週目で乗るひとも引っ張る人も交代します。誰がどの係りをするか、チームで作戦を立てます。
スタートすると先ずハードルくぐりです。低い体勢でハードルをくぐります。
保護者のみなさんも見守っています。
心臓やぶりの丘を越え、一気にかけおりると急カーブがあるなど、楽しいコースになっています。
2週目は追加で、雪の中からボールを捜し、カゴにシュートしなくてはなりません。(中には食器のボールも入ってます。)
特別試合として、子供たちが作ったソリにその班に担当していた先生が乗り競争するレースも行われて大盛り上がり。
そして、栄えある優勝は、ただ今激走中の“森”チームでした。
興奮が冷めないまま、表彰式が行われました。
「勝ったチームも素晴らしかったですが、上齋原小学校のみんなの走りに感動しました。」
と、全員に妖精さんの地毛(お尻の部分の毛らしい…)で作られた毛バッチが贈呈されました。r>
「えーいらないー」と嫌がる子がいれば、「何か臭い」と匂いを嗅ぐ子まで…。
最後の最後まで人気ものの妖精さん。



そして、優勝チームには地毛で作られた金メダルならぬ“毛メダル”が贈呈されました。妖精さんによると、この“毛バッチ”“毛メダル”を枕元に置いて寝ると、夢の中で妖精さんに出会えるとのこと。

記念写真も撮りました。
さてさて、そろそろバスの時間も近づいてきました。ちょっとバスが遅れていて、時間いっぱいまで妖精さんと遊ぶ子供たち。
と、突然妖精さんに羽が…。どうやら妖精さんも森に帰る時間が来たそうです。

「さよならー妖精さん、またねー」と見送るみんなの声を背中に受けて、リフトに向かって走り出した妖精さんは、そのままリフトに乗って森の中に消えて行きました。

帰りのバスの中に乗り込んだ子供たち。今回お手伝いをした僕や山口さんに手を振ってくれる子に紛れて、数名の子は遠く森を見つめているように見えました。


文責:湯月 洋志