2009/08/28

アートリンク2009 21、22、23日編

アートリンクプロジェクト2009・21日からスタートしました!!!
今回は宿泊しながら作品を体験出来るということで、初日から東京や高知、大阪など県外から参加の方が多く島を訪れてくれました。白石島、真鍋島に来るのは初めての人ばかり。
初日はアーティストトークを行い、白石島6組、真鍋島2組の展示会場で、直接ペアに会い、作品解説を聞いてまわりました。アートリンクらしく、とにかくペアに会ってみることからはじめよう!


2日目は、真鍋禮三&芹沢高志トーク。このトークに合わせて参加のお客さんも多く、次々展開される2人の話に、興味深く聞き入っていました。
内容については、後日なんらかの形で発表出来ると思います!乞うご期待。そして夜は昨年に続き、シマポジウムを開催。アーティストはもちろんのこと、白石島公民館の館長、天野さん、旅館の原田さんなどを交え、今回の展覧会にまつわる様々な話で盛り上がりました。


3日目は恒例の地引き網体験。後は瀬戸内の幸をたらふく頂だこうと、早朝から網を引きました。
大きな鯛やタコなど、瀬戸内の幸をたらふくいただいた後は、帰りの船の時間まで、もういちど作品を見ながら島を歩く人が多かったです。2泊3日を体験した人は、島ならではのゆったりとした時間を惜しむように、みなさん帰って行きました〜

明日からまた、金、土、日と展示がスタートします。今回は、島の人達への参加を事前に募集したイベントが3つ行われます。もちろん、ツアー参加の方も、その現場に出くわせるようになってます。

・28日 12:00-13:30 「引っこし 流しそうめん」 三谷良太+丹正和臣ペア 場所:公民館
・28日 14:00-15:30 「南の島のデザート屋台」 茅野恵理+湯月洋志ペア 場所:ハイビスカスの畑
・29日 14:30- 「ユージノリコの人形劇場」 片山雄司+三宅典子ペア 場所:だんだんの家
・30日 14:00- 「ユージノリコの人形劇場」 片山雄司+三宅典子ペア 場所:公民館

では、また報告します!

2009/08/13

島の活動日記④

3日目。



今日は雨です。
雨でも、島は美しい。日ごとに表情を全く変える島です。
ということで、今日は室内作業です。



朝から原田陽一郎+岡本永ペアは、土器を火にあてて、塩を作っています。
原田さんは、折り紙で12面体を折り続けています。



白石島では4から5世紀にかけて、土器によって製塩がおこなわれていました。
島内には、古墳は残っており、古墳からは製塩の痕跡がある、土器が出土されていました。
中には指紋がついたものまで。
昔、塩は土器よりも貴重なものであったために、土器を壊して塩を抽出していたとのこと。
岡本永さんは、陶芸作家。岡本さんが作った素焼きに、白石の海水を注いで製塩をしていきます。
塩は生命の源、その塩をモチーフに二人の制作は進んでいきます。
1度に製塩できる量は、ほんの少し。12面体を折り続けるのも時間のかかる作業ですが、コツコツと繰り返す作業に進化の過程、日々の営みの偉大さに、はっとさせられるのでした。



延谷大和くんは、コンロでろうそくを溶かし、型に労を注いでいきます。
朝から帰る直前まで、もくもくと、横目もふらずに、ただただ作業に集中し続けています。



原田陽一郎+岡本永ペアの会場となる、松浦邸を見に行きました。
この家は、伊能忠敬が測量に来た際に泊まった家です。

(写真46)

真部さん、大和君、陽一郎さん、岡本さんは今日の船で一度、白石島を離れました。



港からの帰り道、天野さんに開龍寺に連れて行っていただきました。
瀬戸内海は古来から唐へと続く海の道でした。渡来のものはこの海の道を通り、日本へ伝えられ、また人の行き来もこの海にはありました。
弘法大師も唐から帰朝する際に、この岩山にとどまり、自分の像を彫り、今でもこの寺にまつられています。
水野家の菩提寺として、白石島の中の城のように大きな敷地、大きな石垣が境内には残っています。



4人でぷちキャンプファイヤーをしました。
よく働き、よく遊ぶことが、パワーの源です。

-3日目の発見
・島の暮らしは600人と、若者のべ400人の1000人がいればいい。
田野さんが、島の再生委員会に行って話を聞いてきたところ、「人が増えればいい」というようなお話をいただいたとのこと。
・島の暮らしは「のべ」1000人いればいい。
・島の人口600人。そのくらいが顔の見えるコミュニティ。
若者が200人から300人、のべ、ちょろちょろ来てくれることが、島の刺激になる。
・島の島民が増えれば、活性化するとは思わない。
・村の人は、島の中で結婚するのではなく、島と島、海を挟んだ方が近いから、
・源平合戦の先祖をともらうために、900年たった今でも、瀬戸内の人が3年に1度合戦の供養をする。

(レポート:山浦彬仁@コミュニティアート・ふなばしより研修中)

島の活動日記③

島の活動日記③


今日も白石島はすってんばれです。



今日は、三宅典子さん、茅野恵理さんが日帰り、
原田陽一郎さんと、岡本永さんが一泊でいらっしゃいました。
白石島には、毎日毎日いろんなアートリンクのメンバーがいらっしゃいます。
写真はもくもくと制作を続ける、三宅典子さん。


港へ移動。


港には、子どもがたくさん天野さんと遊んでいました。
「どこかへおでかけですか?」とお母さんに尋ねたら、「どこもいかんのですわ。ここが涼しいから、子どもと来たんです。のんびりしているでしょ」アッハッハと笑いながら話すお母さんの横に、天野さんに子どもがじゃれています。天野さんは島の600人0歳からお年寄りまでほとんどの顔とお名前が一致するとのこと。



三洋汽船の高速船に乗って、真鍋島へ


この船、すごい速度を出してるもんだから、びっくりする。



真鍋島につくと、早速島の人たちが出迎えて下さって、「またきてくれたのかー」と喜んで迎えて下さいました。



延谷大和+真部剛一ペアの製作する、古民家の掃除をしました。




家の中の珍しいものを発見しては、写真を撮る大和君。
彼のとる写真は、視点や角度がおもしろく、毎晩とった写真を報告してくれます。



のぼりを真部島の島内に立てていきます。
島を歩くといろんな人が声をかけてきてくれます。
今日は真部島の夏祭りがあり、中学校の先生、小学校の先生も朝から準備をしていました。


島の中央部に、木造校舎の真鍋中学校がありました。
鎮座しているようにも見えました。


美しい木造建築
笠岡7諸島の小中学校は、20人、10人規模になっても合併統合をせず、島の中に学校が存続しています。
島の学校に子どもが通い学ぶことで、お年寄りも元気になるということから、小中学校を地域の中核に据えて地域の行事などが行われています。



まだ昼なのに、島の中はすっごく静か。
昼下がりは、島の方々の「お昼寝タイム」島には蝉の鳴き声しか聞こえず、歩いても誰にも出会いません。



一通り、幟を立ち終えたので、これから白石島へ帰ります。
「もう帰るんか―」「今度はとまりでおいでー」と船が見えなくなるまで、島の人が、私たちを見送ってくれます。







白石島に到着ー。
1日の汗はもちろん、「海で泳いで流します。」


みよ、このサンセット。


そして、女神降臨。


虹にのって。



さんざん遊んだあと、皆で夕飯。
今日は、さかなのすり身のさつま揚げ。おいしかった―。あっという間に、ご飯もなくなります。

ご飯を食べた後も、「ババ抜きがしたい」という大和君のリクエストに応えて、みんなで延々とババ抜きが続きます。


-2日目の発見。

「アートリンクセンターと村の人たちの親交の深さ。」
・島ごとによって、家並みも、人柄も違う。
・真部島の人たちは、「何か手伝うことはないか?」と何でも手伝って下さり、島のことを教えて下さる。
・ハート・アートおかやまのスタッフと島の人たちとの関係は4年間ある。今年島での展示は初めてだが、4年間の信頼関係があるからこそ、今年の島での展覧会がある。
・人との関係は、経年変化してゆく。
・展覧会で「何よりも、島の人に喜んでもらいたい」と話す田野さん。

〈リポート:山浦彬仁@コミュニティアート・ふなばしから研修中)

アートリンク島の活動日記

やってまいりました。ハートアートおかやまのアートリンクプロジェクト。
制作の現場、島の暮らし、瀬戸内の海を五感フル回転して学ぶべく、
アサヒ・アート・フェスティバル2009企画間交流プログラム「つくり手を作る!」で、やってまいりました。
千葉県船橋市のアートNPO、コミュニティアート・ふなばしの山浦彬仁です。
私が見た、アートリンク・プロジェクトの現場をちょろっと報告します。



千葉県白井市の駅を5時出発。西へ西へ西へ
新倉敷で新幹線から山陽本線に乗り換え「笠岡」駅で下車。
笠岡港から三洋汽船のフェリーに乗船しました。





三洋汽船は1日往復3便の、本州から笠岡7諸島を結ぶ汽船です。
乗船するや、船の中には人でいっぱい。
定員200名ほどの船にはお年寄りのラッシュ。
みな、本州へ買出しした後なのか、皆さん買い物袋や箱をたくさん持って乗ってから乗車しています。
平日の昼下がりの便ということもあって、病院帰りのお年寄りが多数乗船していました。

青い空、青い海、浮かぶ緑のしま。
千葉の海とは異なる瀬戸内の海美しさに、ただただ見とれるばかり。



白石島到着しました!!
皆様にお出迎えして下さりました!!
今年のアートリンクプロジェクトは白石島、真鍋島2つの島、8か所で開催されます。

(写真4)


到着するや、早速作業にとりかかります。
村木美乃里+岡田毅志ペアの展示場となる、空家の掃除です。

皆で、壁を取り払い、畳をはがし、家具を整理し、きれいにします。
押入れの中からは「昭和天皇崩御」を伝える朝日新聞が発掘。

(写真5)

隠岐島の外浜まつりアーティストの岡田毅志さんの手つきの慣れていること。
ばっさばっさ、畳をはがしていきます。

(写真6)

掃除がひと段落し、海へ。
思わず声をあげてしまうほどの砂浜の美しさ。

村木+岡田ペアの作品に使う、砂をシャベルで掬って、ざるでさらし、運びます。
展覧会に必要な450キロに向けて、毎日少しずつ掬っていきます。



働いた後は、汗を流しに海へ
青い空、青い海。
冷たい海水が体に沁みて、ここちよい。


白浜の海にはたくさんの生物がいます。
ヒトデ、さかな、ヤドカリ、貝…
アートリンクプロジェクト、参加ペアの延谷大和さんは「海洋生物博士」
ツメタガイの卵を教えてくれました。
また地面に敷き詰まっている、ワカメの裏には、たくさんの会の卵がつまっています。


やどかりを捕まえてきました。



海からあがれば、すぐに夕食。
夕飯は、シェフ田野の手作り料理。
盛ってあった料理が、あっという間にさらになっていきます。


(写真11)

夕飯後、公民館で行われている子どもたちと村のお年寄りたちとの「白浜踊り」の練習へ
「白浜踊り」は、300年ごろ前から島に伝わる、盆踊り。
現在は国の登録無形重要文化財に指定されています。

お盆に向けて、毎年夜な夜な踊りの練習会が島では開かれます。


練習会を主催しているのは、公民館長の天野さん。
天野さんの掛声に合わせて輪になります。

僕の住んでいる東京の盆踊りと言えば、テープに合わせて踊る盆踊りのは全く違います
老若男女が太鼓に合わせて謡、掛声かけての、盆踊り。
「いよよーいのよい、よよーいのさ―」と
「♪那須野与一が~源氏が~平家が~」と「白浜踊り」の謡は、源平合戦を謡います。
最盛期には120ほどのバリエーションがあったとのこと。



踊りは、すべてで12種類。
この日は「基礎の基礎」ほど、一番簡単な「月踊り」と「笠踊り」を練習。
一番ベーシックな形ですが、独特の手つきにてこずります。
子どもたちに教えてもらいながら、1時間で70%くらいはマスターできたかな?
「いよーいのよい、よーいのよい」と皆大声で歌います。
おどっていたら、「12年間、毎年来れば、毎年認定書をやるよ」と言っていただけました。


1時間みっちり踊って、散会。
明日は湯月さんのワークショップ、みんな着てくださいね~。

帰り道、海の中には緑の蛍光色が!!
なんと波の刺激に「海ほたる」が光っています

2009/08/04

《アートリンク2009》島の活動記①

いよいよ半月後と会期が迫ってまいりました。7月から夏休みに入ったこともあり、続々とアートリンクペアが島入りし、様々な場所で制作がはじまっています。目印になる“のぼり”も完成し、盛り上がってきてますよ〜
こちら真夏の白石島ビーチ。ある日の島はこんな感じ↓
浜に居るのは_原田&岡本ペア
公民館の調理場にて_茅野&湯月ペア
島の人になにやら発表中_片山&三宅ペア
白石からさらに船に乗って真鍋島
真鍋島を散策中_竹本&中屋敷ペア

展示会場も決まり、各ペアいよいよ追い込み時期に入りました!
追ってブログでも活動を公開していきます。